トリビア
【電子ペーパーのトリビア Vol.4】電子ペーパーの寿命について
2023-11-27
デジタルサイネージを導入する際に「何年使用できるか?」すなわち「寿命」は気になる点かと思います。
過去に映像ディスプレイとして主流だったCRT(ブラウン管)では、使用し続けると表面に映像が残るという「焼き付き」が発生していたため、電子ペーパーでもこういった現象が起きないかお問い合わせいただくことがございます。
電子ペーパーは、表示更新時に残像が出やすいものの、以前トリビアでも取りあげました「リフレッシュ」という操作で、正常な表示に戻すことができます。
一方、一般的な液晶ディスプレイでも、前の表示が残ってしまう「残像現象」が発生する場合があります。
これは、同じ個所に同じ電圧をかけ続けることによって電圧が残ってしまうために起きる現象です。これもCRTと同様に「焼き付き」と呼ばれたりもしますが、CRTで発生するものとは違い、電源をオフにして長時間放置したり、全面白や黒の画像を長時間表示し続けることで、この残像は消えて通常通り使えるようになります。
デジタルサイネージでは、社名やロゴなどを同じ個所に表示し続ける場合が多いため、この「焼き付き」の現象が起こりやすいといえます。
また、液晶ディスプレイを構成する要素として「バックライト」があります。
現在の液晶ディスプレイでは、バックライトにLEDを使用したものが主流で、一般的な照明用のLEDですと寿命は40,000時間程度と言われています。
これは、1日中連続で使用し続けると約4.5年となる計算ですが、この期間内でもLEDの明るさは徐々に下がってきますので、例えば日の光が当たる場所では、もっと早く見えづらくなってきます。
これに対し、電子ペーパーはバックライトを使用しないため、液晶ディスプレイのような輝度劣化による寿命を心配する必要なくお使いいただけます。
ただし、電子ペーパーサイネージも液晶サイネージも、同じく電子機器ですので、電源や半導体などの電子部品について経年劣化が発生します。一般的に電子機器は、通常使用でおおむね5年程度の稼働年数と言われております。
電子ペーパーにかかわらず、デジタルサイネージを長くお使いいただくためには、設置環境のメンテナンスや清掃を定期的に行うことが大切となってきます。
過去に映像ディスプレイとして主流だったCRT(ブラウン管)では、使用し続けると表面に映像が残るという「焼き付き」が発生していたため、電子ペーパーでもこういった現象が起きないかお問い合わせいただくことがございます。
電子ペーパーは、表示更新時に残像が出やすいものの、以前トリビアでも取りあげました「リフレッシュ」という操作で、正常な表示に戻すことができます。
一方、一般的な液晶ディスプレイでも、前の表示が残ってしまう「残像現象」が発生する場合があります。
これは、同じ個所に同じ電圧をかけ続けることによって電圧が残ってしまうために起きる現象です。これもCRTと同様に「焼き付き」と呼ばれたりもしますが、CRTで発生するものとは違い、電源をオフにして長時間放置したり、全面白や黒の画像を長時間表示し続けることで、この残像は消えて通常通り使えるようになります。
デジタルサイネージでは、社名やロゴなどを同じ個所に表示し続ける場合が多いため、この「焼き付き」の現象が起こりやすいといえます。
液晶の残像現象(イメージ図)
また、液晶ディスプレイを構成する要素として「バックライト」があります。
現在の液晶ディスプレイでは、バックライトにLEDを使用したものが主流で、一般的な照明用のLEDですと寿命は40,000時間程度と言われています。
これは、1日中連続で使用し続けると約4.5年となる計算ですが、この期間内でもLEDの明るさは徐々に下がってきますので、例えば日の光が当たる場所では、もっと早く見えづらくなってきます。
これに対し、電子ペーパーはバックライトを使用しないため、液晶ディスプレイのような輝度劣化による寿命を心配する必要なくお使いいただけます。
ただし、電子ペーパーサイネージも液晶サイネージも、同じく電子機器ですので、電源や半導体などの電子部品について経年劣化が発生します。一般的に電子機器は、通常使用でおおむね5年程度の稼働年数と言われております。
電子ペーパーにかかわらず、デジタルサイネージを長くお使いいただくためには、設置環境のメンテナンスや清掃を定期的に行うことが大切となってきます。