トリビア

【電子ペーパーのトリビア Vol.5】各種デジタルサイネージとの比較

街で見かけるポスターですが、今日では、紙だけでなくデジタルサイネージが使用されていることも珍しくなくなってきました。
ここでは、主要なデジタルサイネージの表示ディスプレイであるLED、LCD、そして電子ペーパーについて、それぞれの利点や特長を比較してみました。

 

LED

LCD

電子ペーパー

解説

表示方式

自発光

透過型

反射型

LEDとLCDは画面が光るが、電子ペーパーは紙と同じように外の光の反射で表示する。

表示する
文字の読みやすさ

LEDはドットの間隔が広いため細かな文字を表示できない。
LCDはバックライトの光を直接見るため目が疲れやすい。

視野角

電子ペーパーは真横からでも色の変化がなく見える。

表示切り換え速度

電子ペーパーはインクを動かすため、表示を切り換えには時間がかかる。

画面の焼き付き

×

LCDは同じ表示をし続けるとその表示が残ってしまう場合がある。
電子ペーパーは「リフレッシュ」という動作で正常な表示に復帰する。

製品単価

使われはじめたばかりの電子ペーパーは、すでに広く普及しているLCDやLEDに比べてコストが高い。

消費電力

特に屋外などの明るい場所では、LCDやLEDは明るくするために多くの電力が必要。
電子ペーパーは、反射型ディスプレイのため周囲が明るいほど見やすく、表示を書き換えるときしか電気を必要としないため、非常に低消費電力。

 

デジタルサイネージのおかげで、多くの情報を分かりやすく伝達できるようになってきましたが、近年、様々な場所で使用する電力の増加が課題となってきております。真夏の電力需要ひっ迫時などには、一部の照明を落としている稼働している工場やビルなどもございました。
 
電子ペーパーは表示を書き換えるときにしか電力を必要としないため、掲示物をデジタル化しながら、施設の省電力化を実現することが可能です。
 
一方で、表示更新に時間がかかるために動画の表示が難しいなど、電子ペーパーには不向きなシーンもございます。特長を踏まえたうえで、用途に合わせたディスプレイを選択することが大切になってきます
 
 
弊社ホームページには、お客様の導入事例のほか、主な活用シーンをまとめたページをご用意しております。ぜひ、これらのページをご覧いただき、デジタルサイネージご導入の一助となりましたら幸いです。
 
導入事例のページはこちら
活用シーンのページはこちら